Dell Latitude D531 ユーザーズガイド
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メモ: 旅行などでコンピュータを携帯する場合のセキュリティ保護に関しては、ノートブックコンピュータを携帯するときはを参照してください。 |
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注意: 盗難防止デバイスを購入する前に、お使いのコンピュータのセキュリティケーブルスロットに対応するか確認してください。 |
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メモ: お使いのコンピュータには、セキュリティケーブルロックは付属していません。 |
セキュリティケーブルロックは、市販の盗難防止用品です。このロックを使用するには、Dell コンピュータのセキュリティケーブルスロットにロックを取り付けます。詳細に関しては、盗難防止用品に付属のマニュアルを参照してください。
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メモ: ご購入時には、パスワードは設定されていません。 |
プライマリパスワード、システム管理者パスワードおよびハードディスクドライブパスワードは、お使いのコンピュータへの不正なアクセスを様々な方法で防止します。以下の表に、お使いのコンピュータで利用可能なパスワードの種類と機能について示します。
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注意: パスワードは、コンピュータやハードディスクドライブのデータに対して高度なセキュリティ機能を提供します。ただし、この機能だけでは万全ではありません。データのセキュリティをより確実なものにするために、スマートカード、データ暗号化プログラム、または暗号化機能の付いた PC カードなどを使って、ユーザー自身が保護設定を追加する必要があります。 |
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メモ: ハードディスクドライブによっては、ハードディスクドライブパスワードをサポートしません。 |
パスワードを忘れてしまった場合は、システム管理者に尋ねるか、またはデルにお問い合わせください(デルへのお問い合わせを参照)。その際、使用を許可されていないユーザーによる不正使用を防ぐため、デルのサポート担当者はお客様がコンピュータの所有者であるかどうかを確認します。
プライマリ(システム)パスワードを使用すると、認証されていないユーザーのアクセスからコンピュータを保護できます。
コントロールパネル から ユーザーアカウント にアクセスして、ユーザーアカウントを作成し、パスワードを追加または変更します。プライマリパスワードを設定すると、コンピュータの電源を入れるたびにパスワードを入力する必要があります。
2 分以内にパスワードを入力しないと、自動的に直前の状態に戻ります。
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注意: システム管理者パスワードを無効にすると、同時にプライマリパスワードも無効になります。 |
システム管理者パスワードが設定されている場合は、プライマリパスワードの代わりに使用することもできます。通常、コンピュータ画面でシステム管理者パスワードの入力は必要ありません。
システム管理者パスワードは、コンピュータを修理または再設定するシステム管理者またはサービス技術者のためのものです。システム管理者または技術者は、同じシステム管理者パスワードをコンピュータのグループに割り当て、固有のプライマリパスワードを割り当てることができます。
システム管理者パスワードを設定または変更するには、コントロールパネルにある ユーザーアカウント にアクセスします。
システム管理者パスワードを設定すると、セットアップユーティリティの Configure Setup オプションが有効になります。Configure Setup オプションを使用すると、プライマリパスワードがコンピュータへのアクセスを制限するときと同じ方法で、システム設定プログラムへのアクセスを制限できます。
システム管理者パスワードは、プライマリパスワードの代わりに使用することもできます。プライマリパスワードの入力を求められた場合、常にシステム管理者パスワードで代用できます。
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注意: システム管理者パスワードを無効にすると、同時にプライマリパスワードも無効になります。 |
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メモ: システム管理者パスワードを使ってコンピュータへのアクセスはできますが、ハードディスクドライブパスワードが設定されている場合、ハードディスクドライブへのアクセスはできません。 |
システム管理者パスワードを設定せずにプライマリパスワードを忘れてしまった場合、または両方のパスワードを設定してどちらも忘れてしまった場合は、システム管理者に尋ねるかデルにお問い合わせください(デルへのお問い合わせを参照)。
ハードディスクドライブパスワードは、使用を許可されていないユーザーのアクセスからハードディスクドライブ上のデータを保護するために使用します。外付けハードディスクドライブをご使用の場合、そのドライブにプライマリハードディスクドライブと同じ、または異なるパスワードを設定することもできます。
ハードディスクドライブパスワードを設定すると、コンピュータの電源を入れるたびにパスワードを入力する必要があります。また、スタンバイモードから通常の動作に復帰する際にも、必ず入力する必要があります。
ハードディスクドライブパスワードを有効にした場合、コンピュータを起動するたびにハードディスクドライブパスワードを入力する必要があります。ドライブパスワードを入力するよう、メッセージが表示されます。
続行するには、パスワード(8 文字以内)を入力し、<Enter> を押します。
2 分以内にパスワードを入力しないと、自動的に直前の状態に戻ります。
入力したパスワードが間違っていると、パスワードが無効であることを知らせます。再度試すには、<Enter> を押します。
パスワードが 3 回以内に正しく入力されないと、セットアップユーティリティの Boot First Device (最初の起動デバイス)オプションで別のデバイスから起動できるように設定されている場合、コンピュータは別のデバイスから起動しようとします。Boot First Device オプションで別のデバイスから起動するように設定されていない場合は、コンピュータの電源を入れたときの動作状態に戻ります。
ハードディスクドライブパスワード、外付けハードディスクドライブパスワード、およびプライマリパスワードが同じ場合、プロンプトでプライマリパスワードの入力だけが求められます。ハードディスクドライブパスワードがプライマリパスワードと異なる場合、プロンプトで両方のパスワードの入力が求められます。2 つのパスワードを別々に設定することで、セキュリティをさらに強化することができます。
プライマリハードディスクのパスワードを作成する際にシステム管理者パスワードがインストールされていると、システム管理者パスワードをプライマリハードディスクパスワードの代わりとして使用できます。この機能により、システム管理者は、システムを展開する前にシステム管理者パスワードをインストールしている場合に限り、パスワードで保護されているハードディスクのロックを解除できます。
ハードディスクパスワードの保全性を保護するのに役立つこの機能には、次の 2 つの関連動作があります。
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メモ: 中国に配送されるコンピュータには、TPM 機能が装備されていません。 |
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メモ: オペレーティングシステムで TPM がサポートされている場合にのみ、TPM 機能により暗号化がサポートされます。詳細に関しては、ソフトウェアに同梱されている TPM ソフトウェアのマニュアルおよびヘルプファイルを参照してください。 |
TPM は、コンピュータ生成の暗号キーを作成および管理することができる、ハードウェアベースの保護機能です。保護ソフトウェアと共に使用することにより、TPM はファイルプロテクション機能や E-メール保護などの機能を有効にして、既存のネットワークおよびコンピュータセキュリティをさらに強化します。TPM 機能はセットアップオプションから有効にします。
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注意: TPM のデータおよび暗号化キーを保護するには、『Broadcom Secure Foundation Getting Started Guide』に示されているバックアップの手順に従います。 バックアップが不完全であったり、紛失、または損傷した場合、デルでは暗号化されたデータのリカバリを援助することはできません。 |
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メモ: プログラムは一度だけ有効にすれば、以後は必要ありません。 |
コンピュータ追跡ソフトウェアは、コンピュータを紛失したり盗難に遭った場合に、コンピュータの位置を突き止めることができます。このソフトウェアはオプションで、Dell コンピュータの注文時に購入するか、このセキュリティ機能に関して、デルの営業担当者にお問い合わせください。
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メモ: コンピュータ追跡ソフトウェアは、すべての国で使用できるとは限りません。 |
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メモ: コンピュータ追跡ソフトウェアを備えたコンピュータを紛失したり盗難に遭った場合は、追跡サービスを提供する会社にコンピュータの紛失を届け出てください。 |
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メモ: コンピュータを紛失した場所または盗難に遭った場所を覚えている場合、その地域の警察に届け出ます。覚えていない場合は、現在住んでいる地域の警察に届け出てください。 |
デルのカスタマーサービス担当者は、コンピュータのサービスタグをもとに、コンピュータを紛失または盗難に遭ったコンピュータとして登録します。連絡されたサービスタグを使ってデルテクニカルサポートに連絡した人物がいた場合、そのコンピュータは自動的に紛失または盗難に遭ったものと認識されます。担当者は連絡してきた人物の電話番号と住所の照会を行います。その後、デルは紛失または盗難に遭ったコンピュータについて警察に連絡を取ります。