Dell Latitude D531 ユーザーズガイド
本項では、コンピュータのコンポーネントの取り付けおよび取り外しの手順について説明します。特に指示がない限り、それぞれの手順では以下の条件を満たしていることを前提とします。
このマニュアルで説明する操作には、以下のツールが必要です。
![]() |
注意: データの損失を避けるため、コンピュータの電源を切る前に、開いているファイルをすべて保存して閉じ、実行中のプログラムをすべて終了します。 |
オペレーティングシステムのシャットダウンプロセスが完了すると、コンピュータの電源が切れます。
コンピュータの損傷を防ぎ、ご自身の身体の安全を守るために、以下の安全ガイドに従ってください。
![]() |
警告: 本項の手順を開始する前に、『製品情報ガイド』の安全手順に従ってください。 |
![]() |
注意: 部品やカードの取り扱いには十分注意してください。カード上の部品や接続部分には触れないでください。カードを持つ際は縁を持つか、金属製の取り付けブラケットの部分を持ってください。プロセッサのようなコンポーネントは、ピンの部分ではなく端を持つようにしてください。 |
![]() |
注意: コンピュータシステムの修理は、資格を持っているサービス技術者のみが行ってください。デルで認められていない修理による損傷は、保証の対象となりません。 |
![]() |
注意: ケーブルを外すときは、コネクタまたはプルタブの部分を持ち、ケーブル自身を引っ張らないでください。ケーブルによってはコネクタにロックタブが付いていることがあります。このタイプのケーブルを外す場合は、ロックタブを押し込んでからケーブルを抜いてください。コネクタを抜く際は、コネクタのピンを曲げないようにまっすぐに引き抜きます。また、ケーブルを接続する前に、両方のコネクタが正しい向きに揃っているか確認します。 |
![]() |
注意: コンピュータの損傷を防ぐため、コンピュータ内部の作業を始める前に、次の手順を実行します。 |
![]() |
注意: ネットワークケーブルを取り外すには、まずケーブルのプラグをコンピュータから外して、次に壁のネットワークデバイスから外します。 |
![]() |
注意: システム基板の損傷を防ぐため、コンピュータで作業を行う前にメインバッテリを取り外してください。 |
1 |
バッテリタブ |
2 |
バッテリ |
3 |
バッテリベイリリースラッチ |
![]() |
警告: 感電防止のため、カバーを開く前に、必ずコンピュータの電源プラグをコンセントから抜いてください。 |
![]() |
注意: コンピュータ内部の部品に触れる前に、コンピュータ背面の金属部など塗装されていない金属面に触れて、身体の静電気を除去してください。作業中も、定期的に塗装されていない金属面に触れて、内蔵コンポーネントを損傷する恐れのある静電気を除去してください。 |
![]() |
警告: ドライブがまだ熱いうちにハードディスクドライブをコンピュータから取り外す場合は、ハードディスクド ライブの金属製のハウジングに手を触れないでください。 |
![]() |
警告: コンピュータ内部の作業を始める前に、『製品情報ガイド』の安全に関する指示に従ってください。 |
![]() |
注意: データの損失を防ぐため、ハードディスクドライブを取り外す前に必ずコンピュータの電源を切ってください(コンピュータの電源を切るを参照)。コンピュータの電源が入っているとき、スタンバイモードのとき、または休止状態モードのときにハードディスクドライブを取り外さないでください。 |
![]() |
注意: ハードディスクドライブは大変壊れやすく、わずかにぶつけただけでもドライブが損傷を受ける場合があります。 |
![]() |
メモ: デルでは、デル製以外のハードディスクドライブの互換性の保証やサポートは行っていません。 |
![]() |
メモ: Microsoft® Windows® オペレーティングシステムをインストールするには、『オペレーティングシステム』メディアが必要です。また、新しいハードディスクドライブにドライバおよびユーティリティをインストールするには、お使いのコンピュータ用の『Drivers and Utilities』メディアも必要です。 |
ハードディスクドライブベイのハードディスクドライブを交換するには、次の手順を実行します。
![]() |
注意: ハードディスクドライブをコンピュータに取り付けていないときは、保護用静電気防止パッケージに保管します。『製品情報ガイド』の「静電気障害への対処」を参照してください。 |
ハードディスクドライブを保管するためや配送のために、梱包を保管しておいてください。
![]() |
注意: ドライブを所定の位置に挿入するには、均等に力を加えてください。力を加えすぎると、コネクタが損傷する恐れがあります。 |
ハードディスクドライブをデルに返品する場合は、そのドライブが梱包されていた箱、または同等の発泡スチロール製の梱包材に入れて返送してください。正しく梱包しないと、ハードディスクドライブが運搬中に破損する場合があります。
1 |
発泡スチロール製の梱包材 |
2 |
ハードディスクドライブ |
![]() |
警告: コンピュータ内部の作業を始める前に、『製品情報ガイド』の安全に関する指示に従ってください。 |
![]() |
注意: 静電気による損傷を避けるため、静電気防止用リストバンドを使用したり、コンピュータの背面パネルにあるコネクタなどに定期的に触れたりして、静電気を身体から除去してください。 |
![]() |
注意: ヒンジカバーは壊れやすいので、無理な力を加えると損傷する可能性があります。ヒンジカバーの取り外しには注意してください。 |
![]() |
注意: ヒンジカバーへの損傷を防ぐため、カバーの両側を同時に持ち上げないでください。 |
1 |
ヒンジカバー |
2 |
くぼみ |
システム基板にメモリモジュールを取り付けると、コンピュータのメモリ容量を増やすことができます。お使いのコンピュータに対応するメモリの情報については、仕様を参照してください。必ずお使いのコンピュータ用のメモリモジュールのみを取り付けてください。
![]() |
警告: 本項の手順を開始する前に、『製品情報ガイド』の安全手順に従ってください。 |
![]() |
注意: システム基板の損傷を防ぐため、コンピュータ内部の作業を行う前にメインバッテリを取り外してください。 |
![]() |
メモ: デルから購入されたメモリモジュールは、お使いのコンピュータの保証範囲に含まれます。 |
コンピュータには、「DIMM A」および「DIMM B」という 2 つのメモリスロットがあります。DIMM A は、コンピュータ上部のキーボードの下にあります。DIMM B は、コンピュータ下部のメモリモジュールの下にあります。DIMM A は出荷時に構成された基本的なメモリモジュールを保持します。増設メモリを購入していない場合は、DIMM B は空のままです。通常、メモリを追加する場合は DIMM B を使用します。メモリをアップグレードする場合は、メモリを DIMM A および B(アップグレードの規模により異なります)に取り付ける必要があります。
![]() |
注意: メモリモジュールを 2 つのコネクタに取り付ける必要がある場合、メモリモジュールは、まず「DIMM A」というラベルの付いているコネクタに取り付け、次に「DIMM B」というラベルの付いているコネクタに取り付けてください。 |
DIMM A コネクタのメモリモジュールを取り付ける場合は、以下の操作を実行します。
![]() |
注意: その場を離れた後、コンピュータに戻るときには再び静電気を除去してください。 |
![]() |
注意: メモリモジュールコネクタへの損傷を防ぐため、メモリモジュールの固定クリップを広げるためにツールを使用しないでください。 |
1 |
メモリモジュール |
2 |
固定クリップ(2) |
![]() |
注意: メモリモジュールは、コネクタへの損傷を防ぐために 45 度の角度で差し込んでください。メモリモジュールが正しく取り付けられていない場合、コンピュータは正常に起動しません。この場合、エラーメッセージは表示されません。 |
コンピュータは起動時に、増設されたメモリを検出してシステム構成情報を自動的に更新します。
コンピュータに取り付けられたメモリ容量を確認します。
DIMM B コネクタのメモリモジュールを取り付ける場合は、以下の操作を実行します。
1 |
ネジ |
2 |
メモリモジュールカバー |
![]() |
注意: メモリモジュールコネクタへの損傷を防ぐため、メモリモジュールの固定クリップを広げるためにツールを使用しないでください。 |
1 |
メモリモジュール |
2 |
固定クリップ(2) |
![]() |
注意: メモリモジュールを 2 つのコネクタに取り付ける必要がある場合、メモリモジュールは、まず「DIMM A」というラベルの付いているコネクタに取り付け、次に「DIMM B」というラベルの付いているコネクタに取り付けてください。 |
![]() |
注意: メモリモジュールは、コネクタへの損傷を防ぐために 45 度の角度で差し込んでください。メモリモジュールが正しく取り付けられていない場合、コンピュータは正常に起動しません。この場合、エラーメッセージは表示されません。 |
![]() |
メモ: パフォーマンスを最適化するため、各コンピュータでは同一のメモリモジュールを使用する必要があります。 |
![]() |
注意: カバーが閉まりにくい場合、モジュールを取り外して、もう一度取り付けます。無理にカバーを閉じると、コンピュータを破損する恐れがあります。 |
コンピュータは起動時に、増設されたメモリを検出してシステム構成情報を自動的に更新します。
コンピュータに取り付けられたメモリ容量を確認します。
コンピュータと一緒にミニカードを注文された場合、カードはすでに取り付けられています。
![]() |
警告: 本項の手順を開始する前に、『製品情報ガイド』の安全手順に従ってください。 |
![]() |
注意: システム基板の損傷を防ぐため、コンピュータで作業を行う前にメインバッテリを取り外してください。 |
![]() |
メモ: お使いのシステムによって、ミニカードはキーボードの下またはシステム底部カバーの下に取り付けられています。 |
![]() |
メモ: その場を離れた後、コンピュータに戻るときには再び静電気を除去してください。 |
![]() |
メモ: お持ちのミニカードのタイプによっては、一部のケーブルは使用されていない場合があります。 |
1 |
アンテナケーブル |
1 |
ワイヤレス LAN カード |
2 |
金属製固定ブラケット |
![]() |
注意: カードコネクタは正しく挿入できるよう設計されています。挿入に抵抗がある場合は、カードを再調整してください。 |
![]() |
メモ: ワイヤレス LAN カードコネクタには、モバイルブロードバンド(WWAN)ネットワークカードを挿入しないでください。 |
![]() |
メモ: ミニカードには、注文したカードタイプによって 2 つまたは 3 つのアンテナコネクタが付いています。 |
![]() |
注意: ミニカードの損傷を避けるため、カードの上や下に決してケーブルを置かないでください。 |
![]() |
メモ: どのケーブルをどのコネクタに接続するかという具体的な情報に関しては、お使いのミニカードに付属のマニュアルを参照してください。 |
![]() |
警告: 本項の手順を開始する前に、『製品情報ガイド』の安全手順に従ってください。 |
![]() |
注意: 静電気放出を避けるため、静電気防止用リストバンドを使用したり、定期的に塗装されていない金属面(コンピュータの背面にあるコネクタなど)に触れたりして、静電気を除去します。 |
![]() |
注意: キーボード上のキーキャップは壊れたり、外れたりしやすく、また取り付けに時間がかかります。キーボードの取り外しや取り扱いには注意してください。 |
1 |
キーボード |
2 |
キーボードネジ |
3 |
ケーブルコネクタ |
4 |
キーボードコネクタ |
|
|
|
|
![]() |
注意: キーボード取り付け中にパームレストの損傷を防ぐため、キーボード前面の端についているタブをパームレストに差し込んでから、キーボードを所定の位置に固定します。 |
![]() |
警告: 以下の手順を実行する前に、『製品情報ガイド』の安全に関する指示をよく読み、指示に従ってください。 |
![]() |
注意: 静電気による損傷を避けるため、静電気防止用リストバンドを使用したり、コンピュータの背面パネルにあるコネクタなどに定期的に触れたりして、静電気を身体から除去してください。 |
![]() |
注意: システム基板の損傷を防ぐため、コンピュータで作業を行う前にメインバッテリを取り外してください。 |
Bluetooth ワイヤレステクノロジ内蔵カードを購入された場合は、お使いのコンピュータにすでに取り付けられています。
1 |
金属製のタブ |
2 |
カード |
3 |
ケーブルコネクタ |
1 |
カード |
2 |
カードコネクタ |
3 |
ケーブルコネクタ |
![]() |
注意: カード、カードケーブル、または周辺コンポーネントの損傷を防ぐため、カードの取り外しは慎重に行ってください。 |
![]() |
警告: 以下の手順を実行する前に、『製品情報ガイド』の安全手順に従ってください。 |
![]() |
注意: 静電気による損傷を避けるため、静電気防止用リストバンドを使用したり、コンピュータの背面パネルにあるコネクタなどに定期的に触れたりして、静電気を身体から除去してください。 |
![]() |
注意: システム基板の損傷を防ぐため、コンピュータで作業を行う前にメインバッテリを取り外してください。 |
1 |
コイン型電池 |
バッテリを取り付けるには、クリップの下にプラス側(プラス [+] と表示されています)を上にして、30 度の角度で差し込んでから押し下げて入れます。
![]() |
警告: 本項の手順を開始する前に、『製品情報ガイド』の安全手順に従ってください。 |
フロッピードライブ、CD ドライブ、CD-RWドライブ、DVD ドライブ、CD-RW/DVD ドライブ、DVD+RW、セカンドバッテリ、またはセカンドハードディスクドライブなどのデバイスをメディアベイに取り付けることができます。
![]() |
メモ: デバイス固定ネジはデルから購入できます。メディアを外れにくい状態にする場合を除いて、デバイス固定ネジを取り付ける必要はありません。 |
お使いの Dell コンピュータは、出荷時に CD/DVD ドライブがメディアベイに取り付けられています。デバイス固定ネジは、別途デルから購入できます。デバイスをベイに取り付けるときにデバイス固定ネジを取り付けると、デバイスが外れにくい状態になります。
デバイス固定ネジが取り付けてある場合、デバイスをベイから取り外すには、ネジを外す必要があります。
1 |
デバイス固定ネジ |
2 |
デバイスリリースラッチ |
![]() |
注意: デバイスを取り外しまたは取り付ける際、デバイスを損傷する場合があるので、デバイスを落とさないようにします。コンピュータにデバイスを取り付けない場合、デバイスは乾燥した安全な場所に保管します。デバイスに上から力を加えたり、重いものを上に載せたりしないでください。 |
![]() |
メモ: デバイス固定ネジがお使いのコンピュータと一緒に梱包されていて、取り付けられていない場合、コンピュータが動作中で、ドッキングデバイスに接続されている間でも、デバイスを取り外したり、取り付けたりすることができます。 |
コンピュータの停止中にデバイスを交換する場合、次の手順に進みます。