目次に戻る

バッテリの使い方

Dell™ Latitude™ D531 ユーザーズガイド

  バッテリの性能

  バッテリの充電チェック

  バッテリ電源の節約

  省電力モード

  電源管理の設定

  バッテリの充電

  バッテリの交換

  バッテリの保管



バッテリの性能

メモ: デルの保証情報に関しては、『サービス & サポートのご案内』を参照してください。

コンピュータの性能を最大に保ち BIOS の設定を保持するため、Dell™ ノートブックコンピュータは、常にメインバッテリを搭載した状態でお使いください。バッテリベイにはバッテリが 1 つ、標準で搭載されています。

メモ: バッテリはフル充電されていない場合がありますので、コンピュータを初めて使用するときは、AC アダプタを使って新しいコンピュータをコンセントに接続してください。充分な駆動時間を得るには、バッテリがフル充電されるまで、AC アダプタを使ってコンピュータを動作させます。バッテリの充電ステータスを表示するには、スタート® 設定® コントロールパネル ® 電源オプション® 電源メーター をクリックします。

バッテリの動作時間は、使用状況によって異なります。オプションのセカンドバッテリをメディアベイに取り付けると、動作時間を大幅に長くすることができます。

メモ: バッテリ駆動時間(バッテリが電力を供給できる時間)は、時間の経過に従って短くなります。バッテリの使用頻度および使用状況によって駆動時間が変わるので、コンピュータの寿命がある間でも新しくバッテリを購入する必要がある場合もあります。
メモ: CD または DVD に書き込みをする際は、コンピュータをコンセントに接続することをお勧めします。

次のような場合、バッテリの持続時間は著しく短くなりますが、他の方法でも短くなる場合もあります。

コンピュータにバッテリを挿入する前に、バッテリの充電量がチェックできます。バッテリの充電量が少なくなると、警告を発するように電源管理のオプションを設定することもできます

警告: 適切でないバッテリを使用すると、火災または爆発を引き起こす可能性があります。交換するバッテリ は、必ずデルが販売している適切なものをお使いください。バッテリはお使いの Dell コンピュータで動作す るように設計されています。お使いのコンピュータに別のコンピュータのバッテリを使用しないでください。
警告: バッテリを家庭用のごみと一緒に捨てないでください。使用済みバッテリの廃棄に関しては、お近くの 廃棄物処理所または環境機関に電話して、リチウムイオンバッテリまたはリチウムポリマーバッテリの廃棄方 法を尋ねてください。『製品情報ガイド』にある「バッテリの廃棄」を参照してください。
警告: バッテリの取り扱いを誤ると、火災や化学燃焼を引き起こす可能性があります。バッテリに穴をあけたり、 燃やしたり、分解したり、または温度が 65 ℃ を超える場所に置いたりしないでください。バッテリはお子様の手 の届かないところに保管してください。損傷のあるバッテリ、または漏れているバッテリの取り扱いには、特に気 を付けてください。バッテリが損傷していると、セルから電解液が漏れ出し、けがをしたり装置を損傷したりする 恐れがあります。

バッテリの充電チェック

Dell QuickSet バッテリメーター、Microsoft Windows 電源メーター ウィンドウとバッテリメーターアイコン( または )、バッテリ電源ゲージと機能ゲージ、およびバッテリの低下を知らせる警告は、バッテリ充電の情報を提供します。

Dell™ QuickSet バッテリメーター

Dell QuickSet がインストールされている場合は、<Fn><F3> を同時に押して QuickSet バッテリメーターを表示します。バッテリメーターには、お使いのコンピュータのバッテリのステータス、バッテリ性能、充電レベル、および充電完了時間が表示されます。

QuickSet の詳細に関しては、タスクバーにある QuickSet アイコンを右クリックして、ヘルプ をクリックしてください。

Microsoft® Windows® 電源メーター

Windows の電源メーターは、バッテリの充電残量を示します。電源メーターを確認するには、タスクバーのバッテリメーターアイコン( または )をダブルクリックします。

コンピュータがコンセントに接続されている場合、 アイコンが表示されます。

充電ゲージ

バッテリの充電ゲージにあるステータスボタンを一度押すかまたは押し続けると、次のことが確認できます。

バッテリの動作時間は、充電される回数によって大きく左右されます。充放電を何百回も繰り返すと、バッテリの充電機能またはバッテリ性能は次第に低下します。 つまり、バッテリに「充電済み」のステータスが表示されても、充電容量(性能)は低下したままの場合があります。

バッテリの充電チェック

バッテリの充電をチェックするには、バッテリ充電ゲージにあるステータスボタンを短く押して、充電レベルライトを点灯させます。各々のライトはバッテリの総充電量の約 20 %を表します。たとえば、バッテリの充電残量が 80 %なら 4 つのライトが点灯します。どのライトも点灯していない場合、バッテリの充電残量が残っていないことになります。

バッテリ性能のチェック

メモ: バッテリ性能は、下記に示すように、バッテリの充電ゲージを使用するか、Dell QuickSet のバッテリメーターを使用してチェックすることができます。QuickSet の詳細に関しては、タスクバーにあるアイコンを右クリックして ヘルプ をクリックします。

充電ゲージを使用してバッテリ性能をチェックするには、バッテリ充電ゲージのステータスボタンを 3 秒以上押し続けます。どのライトも点灯しない場合、バッテリの機能は良好で、初期の充電容量の 80 %以上を維持しています。各ライトは機能低下の割合を示します。ライトが 5 つ点灯した場合、バッテリの充電容量は60 % 以下になっていますので、バッテリを交換することをお勧めします。バッテリ駆動時間の詳細に関しては、バッテリ を参照してください。

バッテリの低下を知らせる警告

注意: データの損失またはデータの破損を防ぐため、バッテリの低下を知らせる警告音が鳴ったら、すぐに作業中のファイルを保存してください。次に、コンピュータをコンセントに接続するか、またはメディアベイにセカンドバッテリを取り付けてください。バッテリの充電残量が完全になくなると、自動的に休止状態モードに入ります。

ポップアップウィンドウの警告は、バッテリの充電残量の約 90 %を消費した時点で発せられます。バッテリを 2 つ取り付けている場合は、バッテリの低下を知らせる警告は、両方のバッテリを合わせた充電残量が 90 %消費されたことを意味します。バッテリの充電残量が非常に少なくなると、コンピュータは自動的に休止状態モードに入ります。

バッテリアラームの設定は、QuickSet または 電源オプションのプロパティ ウィンドウで変更できます。QuickSet または 電源オプションのプロパティ ウィンドウにアクセスする方法に関しては、電源管理の設定 を参照してください。


バッテリ電源の節約

バッテリ電源を節約するには次の手順を実行してください。

メモ: バッテリ電力を節約する方法に関しては、電源管理の設定 を参照してください。

省電力モード

スタンバイモード

スタンバイモードは、あらかじめ設定した一定の時間コンピュータを操作しないでおくと(タイムアウト)、ディスプレイとハードディスクドライブの電源を切ることによって電力を節約するモードです。スタンバイモードを終了すると、コンピュータはスタンバイモードに入る前と同じ動作状態に戻ります。

注意: スタンバイモード中に AC 電源が切れたりバッテリを使い切ってしまうと、データを損失する恐れがあります。

スタンバイモードを起動するには、以下の手順を実行します。

または

スタンバイモードから復帰するには、電力の管理オプションの設定に応じて、電源ボタンを押すか、ディスプレイを開きます。キーを押したり、タッチパッドに触れてもコンピュータはスタンバイモードから復帰しません。

休止状態モード

休止状態モードでは、システム情報をハードディスクドライブの予約領域にコピーしてから、コンピュータの電源を切ることによって電力を節約します。休止状態モードから復帰すると、コンピュータは休止状態モードに入る前と同じ動作状態に戻ります。

注意: お使いのコンピュータが休止状態モードに入っている場合、コンピュータからデバイスまたはドッキングデバイスを取り外すことはできません。

バッテリの充電レベルが極端に低くなった場合、コンピュータは休止状態モードに入ります。

手動で休止状態モードを起動するには、以下の手順を実行します。

または

メモ: PC カードや ExpressCard によっては、休止状態モードから復帰した後、正常に動作しないものがあります。そのような場合は、カードを取り外して取り付けなおすか(PC カードまたはダミーカードの取り外し を参照)、コンピュータを再起動してください。

休止状態モードから通常の動作状態に戻るには、電源ボタンを押します。コンピュータが通常の動作状態に戻るのに、若干時間がかかることがあります。キーを押したり、タッチパッドに触れてもコンピュータは休止状態モードから復帰しません。休止状態モードの詳細に関しては、オペレーティングシステムに付属のマニュアルを参照してください。


電源管理の設定

QuickSet 電力の管理ウィザードまたは Windows 電源オプションのプロパティを使用して、お使いのコンピュータの電力管理の設定を行うことができます。


バッテリの充電

メモ: AC アダプタを使用する場合、すべてのバッテリは Dell™ ExpressCharge™ を使用します。システムがオフの場合、バッテリは容量の 80% を充電するのに約 1 時間、容量の 100% を充電するのに約 2 時間かかります。バッテリを充電したまま、コンピュータをそのままにしておいても問題ありません。バッテリの内部回路によって過剰充電が防止されます。
メモ: 9 セルバッテリの ExpressCharge を使用するには、90 ワットの AC アダプタを使用する必要があります。

コンピュータをコンセントに接続したり、コンセントに接続されているコンピュータにバッテリを取り付けたりすると、コンピュータはバッテリの充電状態と温度をチェックします。その後、AC アダプタは必要に応じてバッテリを充電し、その充電量を保持します。

バッテリがコンピュータの使用中に高温になったり高温の環境に置かれたりすると、コンピュータをコンセントに接続してもバッテリが充電されない場合があります。

のライトが緑色と橙色を交互に繰り返して点滅する場合、バッテリが高温すぎて充電が開始できない状態です。コンピュータをコンセントから抜き、コンピュータとバッテリを室温に戻します。次に、コンピュータをコンセントに接続し、充電を継続します。

バッテリ問題の解決の詳細に関しては、電源の問題 を参照してください。


バッテリの交換

警告: 適切でないバッテリを使用すると、火災または爆発を引き起こす可能性があります。交換するバッテリは、 必ずデルが販売している適切なものをお使いください。バッテリは、お使いの Dell™ コンピュータで動作するよう に設計されています。お使いのコンピュータに別のコンピュータのバッテリを使用しないでください。
警告: 以下の手順を実行する前に、コンピュータの電源を切り、AC アダプタをコンセントとコンピュータから外 し、モデムを壁のコネクタとコンピュータから外し、その他すべての外付けケーブルをコンピュータから取り外し ます。
注意: 起こり得るコネクタの損傷を防ぐため、すべての外付けケーブルをコンピュータから取り外してください。

メディアベイの中にあるセカンドバッテリの交換に関しては、メディアベイデバイスの取り外しと取り付け を参照してください。

バッテリを取り外すには次の手順を実行します。

  1. コンピュータをドッキングデバイスに接続している場合は、ドッキングを解除します。ドッキングデバイ スの手順については、付属のマニュアルを参照してください。

  2. コンピュータが電源オフ、休止状態モード、またはコンセントに接続されているかどうかを確認します。

注意: コンピュータがスタンバイモードのときにバッテリを取り外すと(AC 電源に接続されていない場合)、コンピュータはシャットダウンし、データを損失する原因になります。
  1. コンピュータの底面にあるバッテリベイリリースラッチをスライドしたまま、バッテリをバッテリベイか ら取り外します。

バッテリを取り付けるには、取り外し手順を逆の順序で実行します。


バッテリの保管

長期間コンピュータを保管する場合は、バッテリを取り外してください。バッテリは、長期間保管していると放電してしまいます。長期保管後にコンピュータをお使いになる際は、完全にバッテリを再充電してからお使いください(バッテリの充電 を参照)。


目次に戻る